2005年12月05日

野ブタを。プロデュースPRIDUCE8「いじめの正体」

夜、すでにパジャマ姿の桐谷家、悟(宇梶剛士)が電話をしている。って、彰に言われた通り、ズボンの中にシャツ入れてるんだね。偉い!!
「えっ?友達?親友ってこと?三人ってとこかな・・・、
ちょっと待って、子供。はい。」
浩二(中島裕翔)に電話を変わるように言う。
「誰?」
「母さん。」
「国際電話だから、高いんだから。」
浩二が電話に出る。
指で数えながら、「四人かな。今、ちょっと微妙なんだよね。はい、お兄ちゃん。」
電話を修二(亀梨和也)に渡す。
nb88
「俺?」
「お母さん、早く、早く!!」
「はい。」修二が出る。
「あんた友達何人?」母の伸子(深浦加奈子)が言う。
「いや、別に何人て・・・」
「えっ?ひょっとしていないの?」
「いるよ!!」
「だから、何人?」
「えっ?」
「あーっ、早くして、電話切れちゃうから。」
「じゃあ、二人、二人。」
いきなり切れる電話。
「何の電話だよ。」
「お前、友達二人いるんだ。」悟が言う。
「あっ、うちに泊まりに来た面白い人は?」
「空手の強い奴。」
「いや、あれは、あれは、あいつは違うよ。」修二もシャツをパンツの中に入れている。言いつけはちゃんと守るんだね。
「あの、女の人だよ。」浩二が言う。
「あの、キーホルダーの?」悟が言う。
「野ブタ。!!」悟と浩二が声を揃えて言う。納得する悟。今度は反論しない修二。


「野ブタ。・・・」

『ずーっと、このままって言うわけには行かないと思うんだけど・・・・』

信子は修二を見ると、逃げ回る。追いける修二だが、逃げられる。

『つまり、教室で捕まえるしかないってことか・・・。
やーべ、みんな見てるよ。』

信子の前に立ち、修二は、
「あのさ、」
信子が席を立とうとした所を、腕をつかみ止める修二。
「あの、ちとわりい、頼みごとがあってさ、少し手伝って欲しいんだ。」
無理やり信子を連れていく修二、驚くクラスのみんな。

二人っきりになった修二と信子。
nb89
「野ブタ。のプロデュース、再開するから。
それだけが、言いたかっただけだから。」
去っていこうとする修二に信子は、
「もう、プロデュースはいい。」
「えっ?何で?」
「だって、私、あんなこと・・・・」野ブタ。は修二を抱きしめてしまったことを言っていた。
「あの、あれでしょ、あの、俺をさあ、励ましてくれたわけでしょ?」
「・・・・」頷く信子。
「じゃあ、それじゃあありがとう。」頭を下げる修二。
「これで、お終いね。」修二が言う。
「はい、怒ってない?」信子が言う。
「えっ?なんで?なんで?」
「だって、わたし・・・、あんな非常識なこと・・・」
「いやいやいや、俺も悪かったんだよ。
ぶっちゃけ、どういう風にリアクションとったらいいのかもわかんなかったしさあ。
・・・って言うか多分俺、あの、なぐさめてもらうように出来てないんだよね。俺って。」
「えっ?まり子さんは?」信子は修二の方に振り返り、
「あの日、誰かになぐさめてもらえたのかな?
誰だって、寂しいのは嫌だよね。」
「そっか。お前、誰よりも寂しいの、知ってだもんな。」
「出来れば、一人残らず、幸せになって欲しい。」信子って優しい。人のことまで心配して。人の痛みがわかる子なんだね。そんな子、めったにいないよね。
「いや、そりゃ無理だろう・」
「・・・・」

放課後、屋上に集まる三人。
『俺達三人はまた集まることになった。』

彰(山下智久)はくす玉を作って、
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「じゃあ、三人の再結成を祝って・・・・」
「えっ?これって、お前が作ったの?」彰が作ったくす玉を見上げて言う。
「おう。」
「すげえなあ。」
「じゃあ、三人でひっぱかあ。」
三人はくす玉のヒモを持って、
「せーの、野ブタ。」
くす玉を引くが、くす玉はそのまま落ちて、なんとスーパーボールのように跳ね上がっていく。そして、屋上がら落ちてしまう。

『思えばこれから後の俺のようだった・・・
落ちていく俺を誰も止めることは出来なかった。』

くす玉は地上に落ちて、空しく割れた。
「幸先割りいなあ・・」修二が言う。
「もう一個、作って。」信子が言う。
「作れよ!!」彰が言う。
「てめえが作れよ」修二が言う。
「じゃいけんで決めよ、最初はグー。」

『俺自身、何も出来ずに落ちていった・・・・』

修二は夜、商店街を自転車で通っていたら、酔っ払いにからまれている女性を見て、助けようとして、逆に酔っ払いにからまれる。女性は逃げ出してどこかへ行ってしまう。
なぜか、修二が警官に連れていかれる。

交番にて・・・
取り調べを受ける修二。
nb92
「ほんと殴ってないないですよ。信じてくださいよ。」
「みんな、それ言うのよ。信じてください・・・・」警官が言う。
「だって、ほんと、ただ通りかかっただけです。」
「だから、それもみんな言うんだよね。」
取り調べをしていた警官は誰かが来て、そっちへ行ってしまう。
一人残される修二。
「まいった、俺の人生、完璧に終わった。」
交番で新聞を読んでいた男性が、警官の座っていた場所に座り、
「おい、兄ちゃん、わいはな町内会の会長や。
世の中ちゅうもんはな、ほんまかどうかなんかどうでもええんや。
信じてもらえる男か、信じてもらえへん男か、そのどっちかや。
そりゃなあ兄ちゃん、どん底に落ちても人生、終わりと違うど。
落ちても人生、続くど。人生はなかなか、終わってくれんど。」
「・・・・」

そこへゴーヨク堂店主、またの名をデルフィーヌ(忌野清志郎)がやってる。
修二に説教を垂れていた男は兄貴と言って、挨拶している。
「ハッピー?」デルフィーヌが言う。
「ハッピー。」

なぜかゴーヨク堂店主が引いていた押し車を引いている修二。

『人に信じてもらえないのって、スゲー恐怖。
目撃者が出てきてくれたから良かったけど、もしそうじゃなかったら俺、今ごろまだあそこで・・・・』

また、現れたゴーヨク堂店主。
「生きていれば、最悪の日もある。されど、最高の日もある。
それが人生!!」坂を自転車で下りていくゴーヨク堂店主。

放送室に集まっている三人、
信子はチラシを貼っている。
彰は修二の頬の傷を見て、
「なにこれ?喧嘩?」とからかう。

信子が貼っていたチラシを見る修二。
「ふーん、生放送の企画か・・・、これがもし採用されたら、野ブタ。がリポーターやるわけ?」
「うん。」
「まじで?」彰が言う。
「スゲー、チャンスじゃん。
おい、お前もなんか考えろよ。」彰に言う修二。
「私はもう放送部員じゃない。」えっ?やめたの?失恋で?諦めたから?
「考えろよ。」
「いや、なんかねえかな、だってさ、
もしそういう企画が通れば隅校のお昼の顔になるわけだぞ、野ブタ。は。」
「おっ、隅校のみのさん。」
「それ、タモさんだろ。」
「これ持ってみ、」信子にセロテープとマーカーを持たして、
「みのさんとかじゃなくて、どう、ヨネスケ。」

「こんにちは。それゆけ!小谷突撃飯!!の時間です。
第一弾は横山先生のお弁当を突撃したいと思います。」
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大きなしゃもじを持った信子が会議室へ入っていく。

食事している横山(岡田義徳)のもとに駆け寄り、
「やばい、今日はやばいからやめてね。」と横山が言う。
信子は無理やり弁当の蓋を開けると、そこにはスキとかかれたお弁当が。
「これはどなたが作ったんすか?」
「自分で書きました。」そういう趣味があるんですか。(笑

放送を見ている生徒は大受け。

さらに信子は味見まで。
「まずい。」大きなしゃもじを見せる信子。

今度はセバスチャン(木村祐一)のお弁当の味見をする信子。
答えはまたしても、「まずい!!」

生徒達は放送に見入っていた。

彰の部屋で豆乳(まめちち)を飲む信子。答えは、
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「まずい!!」
「バカやろう!!」怒る彰。
「まずいって笑えるよな。」修二が言う。
「笑えねえよ。」彰が言う。
「ほかにさあ。決めぜりふみたいなの作んない?」修二が言う。
「なにか、終わる時が締まらなくて。」
「締めの言葉か・・・なんだろうか・・・
なに、たとえば、明日も見てねとか。最後にな。」
彰が立ち上がり、
「明日も見てだっちゃ、コン。」きつねのポーズをする彰。
「いや、野ブタ。がやるんだから、もっとごつごつした方がいいよな。」
「明日も見てだっちゃ、ぷるん。ばかやろう。コンだろう普通。」
修二と信子も立ち上がり、
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「明日も見てだっちゃ、こもん。じゃねえだろバカやろう。」彰が言うのを真似する信子。
決めのポーズを考える三人。その姿がほほ笑ましい。

修二は帰り道、若い男が複数の人間にからまれているのを目撃する。
助けようとしたものの、以前に助けたにも関わらず、逆に疑われてしまったことから、関わることを避け通り過ぎる。
しかし、からまれていた男は修二の名前を呼ぶ・・・

昼食時、教室を出ようとする修二、
「おい、修二、まり子ちゃんのお弁当?」
「うん。」
「えっ?今日、お迎えないの?」
「今日はさ、俺が迎えに行ってやるとか言って・・・」
「かっこいい。」
「じゃあ、行ってくるわ。バイシクル。」
「バイバイ、バイシクル。」

修二が出て行った後、美咲たちは、
「今日、タニいなかったっけ?」とヨシダたちに声をかける。
「タニ、休むなんて珍しいよね。」

修二は人気のいない階段でパンと牛乳のお昼。
まり子はいつものように実習室で一人でお弁当を食べていた。
そこへ彰が入ってくる。
「コンコン。修二は?」
修二を探す彰。
まり子の前に座り、
「ねえ、修二は?」
持ってきたもう一つのお弁当を彰の前に出すまり子。
「何、何これ?」
「お弁当。食べて。」
「ほんとに?食べていいの?」
「うん、どうぞ。」
彰はまり子が作ったお弁当を開けて、びっくりする。
「ていうか、スプーンとか入ってんじゃん。
まり子!!いただきます!!」
「はい。」
「うまい。夢のようやね。修二は?」
「・・・・」
その時、
「突撃しまーす。」と信子たち、「突撃飯」が入ってきた。
喜ぶ彰、驚くまり子。そして何より驚いたのは信子だった。
そこにはいるはずの修二とまり子ではなく、彰とまり子だったから。
信子は首を振り、レポートをやめて、出て行こうとするが止められ、撮影は続行。

放送を見ていた、シッタカが、
「修二、まり子と弁当、食ってねえじゃん。」
みんなが彰といるのを驚く。
そこへいつもの調子で修二が入ってくる。
クラスの異様な反応に、修二は、
「どうしたの?どうしたの?」
「まり子ちゃんの弁当、うまかった?」
「超、美味しかった。エビ団子。ぷりぷりだったし。」
ヨシダが指でテレビを指す。
テレビには信子のレポートがまだ続いていた。
修二はそれを見て、驚く。
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「エビ団子ねえ・・・」
「桐谷って、すっげー嘘つきじゃん。」バンドーたちに言われる。
修二はただぼう然とするばかり・・・

その頃、会議室から横山とタニが出てきた。
タニは腕を包帯で吊られ、額には絆創膏。
「大丈夫か?」
「はい。」
「なんかあったら言えよ。」

クラスでは、大騒ぎに。
「タニが昨日、他の学校のやつにからまれたんだってよ。」
「うそ?」
「もう、ボッコボコ。」
「まじかよ。」

足を引きずりながら、タニが教室までやってくる。
それを見た吉田たちはタニの元に駆け寄り、
「大丈夫?」
「うん。」
「可哀想。」そんな言葉にタニは、
「全然、見た目よりたいしたことはないから。」
「誰にやられたんだよ。」
「知らねえ奴。」
なんだよ、それ。」
タニが修二を睨みつける。
「大丈夫?」修二が言う。
「・・・・」何も言わないタニ。

トイレにて、
nb98
「なんか手、不自由そうだな。
もしさあ、困ったこととかあったら、何でも言って。」修二が言う。
「気づいてたんだろ、俺だって。」タニが言う。
「えっ?」
「俺がからまれている時、目、合ったよなお前と。」
「えっ?何の話?」
驚いて、昨日の光景を思い出す修二、
「もしかして、あん時の喧嘩、お前だったの?」
「ひでえよな。友達がやられているのに見て見ぬ振りだもんな。」
「いや、違うって。ほんとに気づかなかったんだって。」
「あり得ないって、こっち見てたし。」
「いや、ほんと顔とか全然見えなくてさ。」
「お前、ほんと口うめえからさ。
そうやって何とか俺をごまかそうと思ってるのかもしんねえけどさ、お前って、そういう奴だったんだよな。」
怒って出て行くタニ。
追いかける修二。
その話をディスティーの二人が聞いていた。

修二は必死に、「信じて。」と言いながら、タニを追う。

修二の脳裏には交番での出来事が蘇ってきた。

修二の話はすでにクラス中に知れ渡っていた。
「じゃあ、修二、見てたのに助けなかったってこと?」
「うん。」
「警察ぐらい、呼ばない?普通。」
「だよね。呼ぶよね。ひととかさ・・・」
完全に四面楚歌の修二。

一人寂しく帰る修二に、ヨシダが声をかける。
「修二、おい、おい、お前、ほんとタニのこと、見殺しにしたのか?」
黙って去っていく修二。
「何とか言えよ!!」
信子と彰が心配そうに見ていた。

自転車で帰ろうとする所へ二人がやって来た。
nb99
「一所に帰ろうだっちゃ。」彰が言う。
「・・・・」修二は何も言わずに、一人で帰っていく。

クラスでは、ヨシダが、
「修二の奴がそんな事するなんてさあ・・・・」

そこへ教室に入ってくる修二。挨拶しても誰も返さない。みんなよそよそしい。

カスミと信子が一緒にいる。
「桐谷君って、見た目とは全然違う人だったんだね。」カスミが言う。
「・・・・」

一人、階段で昼食のパンを食べている修二だが、食が進まない。
そこへまり子がきて、そっとお弁当を置いて去っていく。

いつもの屋上に集まる三人。
nb100
「俺にさ、今後一切、話かけんじゃないぞ。なっ。・・・じゃあな。」
去っていこうとする修二を追いかけ、彰は
「何で?」
「お前らもさ、俺みたいに思われちゃ、困るし。
特に野ブタ。とかさ。最近、人気出てきたんだから・・・・、絶対話かけんじゃないぞ。」
「・・・・」
歩き出す修二に、
「お前ほんとはさ、やられてたの、ほんとはタニってわからなかったんじゃないの?
だったら、そのこと、ちゃんとみんなに言った方がいいんじゃないの、って思うんじゃないの。」
「言ったって無駄なんだよ。どうせ、今言ったって、ただの言い訳しか聞こえないんだから。」
「でも、このままじゃ・・・」信子が言う。
「もう、言葉は通じねえんだよ。俺の言葉は。もう、誰にも届かない。
信じてもらえないっていさあ、こういうことだったんだなあ。」
そう言って、去っていく修二。

夕暮れ時、修二は公園にいた。
落ちていた石を拾い、鳩の方、めがけてその石を投げる。飛び立つ鳩。
その光景をデジカメで映している女がいた。不敵な笑いを浮かべて。

それに気づいた修二はその女を追いかける。
そして、ついに捕まえる。まあ、足の早さでは勝てないでしょうね。

捕まえてみて驚く修二、
nb101
「蒼井・・・、お前何撮ってんだよ。」
「桐谷修二君が鳩に八つ当たりしている所。」
「・・・・」あぜんとする修二。
「動物、いじめちゃいけないんだよ。」
「はっ?何でそんなの撮ってんの?」
「桐谷君の成長記録、撮ってあげてるの。」
「記録って・・・、じゃ、何、他にも撮ったりしてんの?」
「もちろん!!桐谷君が野ブタ。をプロデュースするって宣言してから。ずっと。
一杯貯まったから、今度見せてあげるね。」
「何でそんな事知ってんの?」
不敵な笑いをするカスミ。
「なんだよ、お前。」
「小谷さんの友達?」
「小谷って・・・」
これまでの数々の嫌がらせが脳裏の浮かぶ修二。
「もしかして、あの嫌がらせ・・・」
「うん、そう。私がやったの。
今度のは、これにしようかと思ってるのよね。」そういって、写真を見せるカスミ。
見せられた写真は信子が修二を抱きしめている写真だった。
「あーあ、草野君、ショックだよね。」
写真に釘付けになっている修二。
「びっくりしてんの?」笑うカスミ。
「何で?」
「何で?何でこんな事するんだって、聞きたいわけ?」
カスミを睨む修二。
「それは桐谷君が小谷さん、プロデュースする理由と、多分一緒だと思うよ。
陰に隠れて、全然関係ありませんって言う顔してさ、自分の力で、人を変えていくのって、面白いよね。」
「・・・・」
「ねっ?」
「・・・・」
「じゃあ、また、明日。」
カスミはさっそうと去っていく。茫然自失の修二。

しかし、あっけなく犯人がバレちゃいましたね。意外。
でも、最初、上原まり子だと思って、カスミが出てきて、カスミが怪しいと睨んで、また、上原まり子だと思いかけてたら、やっぱりカスミでしたか。
犯人の意外性はなかったですね。

修二の家では、悟と浩二が、
送られてきた荷物を開けていた。
「小さなブタが幸運を運んでくる。やっぱりこれ、お守りだよ。」
「お守りか・・・」
そこへ帰ってくる修二。
nb102
「ただいま。」
「お帰り。」
「あっ、これ、お兄ちゃんの分。」浩二が渡す。
「何?」
「お母さんが送って来たの。チリのお見上げ。ブタのお守り。」
「この前、電話で聞いてきたじゃない。友達、何人いるかって。」
「ああ。」
「お兄ちゃんの友達、二人でしょ。だから、お兄ちゃんもいれて三つね。」
「これ、どうやって使うの?」
「友情に効くみたいなんだよね。多分、友達にあげるじゃないの。友情の証としてさあ。」
「友情の証。」
「お互い、これ持ってたら、変わらぬ友情が育まれる。ってことじゃないの。」
「これさあ、いつまで効くのかな?」浩二が聞く。
「そりゃあ、一生もんでしょ。」
「一生?じゃあ、渡すのやめよかな。」おいおい、今ごろからそんな事言っちゃダメ。
「何、一生じゃ嫌なの、お前。」
「うん。」

自分の部屋にブタを並べる修二。その横にカスミから貰った写真がある。
一人、何かを悩んでいる修二・・・・

学校にて、信子とカスミが一緒に歩いている。
「突撃、まだやるの?」
「うん。」
修二の元に寄っていく。
修二を見つめるカスミ、笑みがこぼれてる。
nb103
「おはよう。」信子が挨拶をする。
「・・・・」無言で首を振る修二。カスミを睨む修二。
カスミは、信子に、
「行こうか。」

クラスでは以前修二は独りぼっち。彰だけが相手をするが、無視する。
そこへ信子とカスミが入ってくる。

修二はカスミを屋上に呼び出す。
「どうしたら、やめてくれんの?」
「やめるって?」
「これ。」カスミから貰った写真を出す修二。
「やめるのって、それだけでいいの?」
「小谷から何も言わずに離れて欲しい。」
「やっぱり、それだよね。桐谷君の弱点は小谷さんと草野君だものね。」
「小谷にとって、お前が初めての友達なんだよ。
だから、ほんとのこと知ったらあいつさ・・・・」
「心配だよね。」
「あいつさあ、子供の頃からスゲー傷ついてきたんだよ。
なのに、何でこれ以上傷つかなければなんないんだよ。」
笑うカスミ。
「絶対に言わないで欲しい。」
「さあ?」
「頼むから、言わないでくれ。」
「大丈夫。まだ、言わないから。もっと仲よくなってから言うの。
小谷さんには自殺したくなるくらい絶望してもらうつもりだから。」笑うカスミ。
nb104
「はっ?」
カスミの襟をつかむ修二。
「お前、何考えてんだよなあ。」
笑うカスミ、とその瞬間、叫び始める。
「いやー、やめて!!やめて、離して!!」女の武器、使っちゃダメだぞ。
そこへ彰と信子がやってくる。
「ちょっと、ダメだっちゃ。修二。」カスミから修二を離す彰。カスミは信子に抱きつく。
そして、信子に抱かれてしゃがみ込む。
そこへクラスのみんながやって来る。
カスミはしてやったりの笑顔をする。やっぱ、女の方が1枚上手ね。(笑

教室に戻ったカスミは信子に泣きながら、
「桐谷君がお化け屋敷壊したの、お前だろうって。私、何もしてないのに。」
複雑な顔の信子。

まだ、屋上には修二と彰がいた。
「女の子に手を上げるのは良くないのよん。
お前のことだから何か訳があったと思うけど。」
「お前さあ、俺のこと信じてくれる?」
「もち!!信じるよ。」
「何があっても。」
「何があっても。約束!!」
「いや、約束はやめておくよ。」
「何で?」
「でもさ、もし信じてくれてて、俺の言葉がまだ届くんなら、話したいことがあるんだ。」
修二の元に近寄り、
「今、話せ。」
「いや、俺さ、ちょっと頭の中、ごちゃごちゃしちゃって。
整理出来るまで、待ってくんねえかな?」
「なんか、よくわかんないけど、わかった!!
俺達、ずっと親友ばい!!」修二の肩に腕を乗せる彰。
nb106
修二は写真を握りつぶしていた。

一人帰る修二の元に信子が、
「蒼井さんがお化け屋敷壊したってほんと?」いつもより強い口調だね。
「誰がいってんの、そんな事。」
「蒼井さんがそう言われたって。」
「俺に?」
頷く信子。
「言ってないよ。蒼井がそんな事、するわけないじゃん。お前の友達なんだしさ。」
信子に笑顔を見せて、去っていく修二。
修二の後ろ姿を見つめる信子。その信子の元のカスミがやってくる。再び振り返る信子。信子はカスミと修二の間で心が揺れ動いているよね。修二は信じてあげたい、でも、友達の言うことも信じてあげたい。辛い立場。

彰の下駄箱に手紙が入っている。
帰り道、彰はそれを見て、驚く。
「彰、ショック!!」その場にしゃがみ込む彰。
写真はもちろん、カスミが撮った例の写真。
いとおしそうに、信子を指でなでる彰。

美術倉庫で、パワーアップバージョンのキーホルダーを見つける信子。そこへ人がやってきて、慌てて隠れる。
入ってきたのは校長(不破万作)とキャサリン(夏木マリ)。
「もっと、他の格好はないの?」と校長。
「いいじゃないですか。吸血鬼。」
キャサリンが人がいるのに気づいて、
「そこにいるのは誰?」
信子が立ち上がる。
「見たな・・・」不敵な笑いをするキャサリン。

信子は座らされて、二人のマジックを見せられる。
「どう?ネタ、バレてない?」キャサリンが言う。
「大丈夫です。」
校長は練習に疲れて、出て行く。
nb107
「あの、なんなんですか、これ?」信子が聞く。
「忘年会の出し物。」キャサリンが言う。
「吸血鬼ってさあ、ほんとにいるのかしらね。」
「いないと思います。」答える信子。
「いるわけないか・・・・
でもさあ、地球上に一人でも信じる人がいれば吸血鬼はいるような気がする。
本当だから、信じるんじゃなくて、信じるから本当になるって言うの。わかる?」
「・・・・」
「誰も信じないくなったその日、吸血鬼はほんとうにこの世から消えてしまうんじゃないかしら。」
信子の目の前でボールを右の手でつかみ、左右に振り、
「どっち?」
「えっ?」
「どっち!!」
「右で握ってるの見えたけど。」
「だから、どっち!!」
「信じた方を言えばいいのよ。本当のことなんて誰もわからないの!!」
「・・・・」
「だったら、信じたい方を選ぶしかないでしょう。」
「信じたい方・・・・」
信子の脳裏に修二とカスミが浮かぶ。
信子はやがて、右の手を指さす。
ボールは右の手から、こぼれ、
「大当たり。」キャサリンが笑う。
信子の表情が少し明るくなった。キャサリンはいつも良きアドバイザーだね。

彰は下宿先で、
「どうした?」平山(高橋克実)が言う。
「・・・・」
「何?」
「見たくないものを見た。」
「で?」
「見なかったことにしたい。」
「なるほどね。」
「それでも無理。だ・よ・な。」
「出来るよ。」タクアン食いながら言う。
「うそ!!」

「こんなんで見なかったことに出来んの?」
「おう、うちじゃあ、代々このぬかみその中に、見たくなかったものを入れて、封印しちゃうの。で、見なかったことにしちゃうわけ。
お前にもぬかみそ、別けてやるから、こん中に何でも入れちまいな。」 nb108
そう言って、ぬかみそを渡す平山。
「まあ、何十年かして掘り出したら、その時は必ず笑って見れるからよ。」
彰は貰ったにぬかみそに例の写真を押し込んでいく。
「ほんとに笑えんの?」彰が聞く。
「笑えるさ、ほら。」
彰は蓋をする。そして、手を合わせて拝む。こんなのほんとにあるの?知らない・・・・

登校する修二。みんなの視線がきつい。

『どん底に落ちても、人生は終わらない。
言われた通り、人生はなかなか終わりそうもない。』

クラスに入った修二は挨拶をするが、誰も返事しない。

『それでも、俺は生きていかなきゃなんないんだ。』

信子のレポートはことのほか評判。みんなが笑っている。

『ゴーヨク堂曰く、生きていれば最悪の日もある。されど、最高の日もある。
今の俺に本当に最高の日なんて、来るんだろうか。』

帰ろうとする修二を信子が引き止める。彰もやってくる。
信子は修二と彰に、輪になったヒモを渡す。そしてまたそれを取り、
「信じればどんなことも解決出来る。一緒に信じてください。」
持っていたヒモを渡し、
nb109
「野ブタ。パワー注入!!」
「注入。」彰が言う。
そして、手を握り広げて見せる。三つの輪は一つに繋がった。
「修二君。一所に帰ろうだっちゃ。」
「おっ。」
「帰るのよーん。」
彰は修二と信子の肩に手を回し、教室を出て行く。それを見つめるカスミ。
nb110

屋上へと行った三人は、
「せーの・・・」
「野ブタ。パワー注入。チュッ、コン。」彰と信子がきつねの手まねをする。
nb111
「コン。」信子が言う。可愛い。

『誰にも信じてもらえなくていい。ただ、こいつらにだけは信じてもらいたい。
今も、この先も、ずっと・・・』


犯人はわかったけど、まだ修二しか知らないんだよね。
彰はともかく、信子が知ったら相当ショックでしょうね。
それにしても、嫌がれせをする理由がひどいですね。むかつく女だ!!

逆にまり子はいい子でしたね。修二に辛いこと言われたのに、さり気なくお弁当を置いたり、彰と信子以外にまり子も修二のことを信じていたのかも知れません。

信じてもらえない怖さはいつ起こっても不思議じゃない。
言葉で信じてもらえないなら、行動で信じてもらうしかないよね。

彰はいい奴ですね。毎回そう思うけど。(笑
そして、信子。もうプロデュースされる側ではなくて、する側みたい。
修二を信じる信子にもういじめられ子の面影はない。
二人に力を上げている。(これこそ野ブタ。パワーね。)

修二はまだ孤立してます。どうなるんでしょうか・・・・

公式HPはこちら

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白岩 玄
野ブタ。をプロデュース

修二と彰, zopp, Shusui, Fredrik Hult, Jonas Engstrand, Ola Larsson, 山下智久, 十川知司, 亀梨和也, 馬飼野康二
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修二と彰, zopp, Shusui, Fredrik Hult, Jonas Engstrand, Ola Larsson, 山下智久, 十川知司, 亀梨和也, 馬飼野康二
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野ブタ。をプロデュース☆第8話
Excerpt: ついについに!!! 野ブタ。をプロデュース第8話の夜が参りました!!! 今回のタイトルは【いじめの正体】。 原作では最終段階だった場面です。 さぁ〜て一体どうなるんでしょうか?! いつも通り..
Weblog: ぽいぽいぽぽいぽい・⌒ ヾ(*´ー`)
Tracked: 2005-12-06 23:46

ドラマ「野ブタ。をプロデュース」と主題歌O.A.
Excerpt:  そうだよ  許して欲しくなんかない  憶えていて欲しい  イヤな思い出でもいいから  憶えていて欲しい  じゃあね 蒼井が屋上から飛び下りる。 ・・・それは修二、彰、信子、蒼井が4..
Weblog: たわごと
Tracked: 2005-12-12 04:40
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